鉄筋コンクリート造のメリット
- 鉄筋コンクリート造の構造耐久年数は約130年(法定年数47年)、長寿命が期待できる
- 自然災害(地震・火災・強風・水害等)に強い性能
- 高い気密性により省エネ効果が期待
- ビルトインガレージ・地下室・LDK・吹抜けなどの大空間や大開口など自由度が高い
- 優れた遮音性により幹線沿いや都市部の騒音対策、また建物内部のシアタールームや音楽室に最適
設計 監理 ポイント
- 間取り・要望・敷地条件等に合った構造選定(壁式構造/ラーメン構造)
- 計画段階より、意匠設計・構造設計・設備設計によるチーム設計体制が必要
- 建物の耐荷重や地盤の影響を鑑みた綿密な構造計算が必要
- コンクリートや鉄筋などの資材・製品に対する確認検査を実施
- 正しく設計・製造・施工すれば経済性/耐久性に優れた構造物である為、監理業務が重要
施工 管理 チェック
- 躯体工事における配筋状況(加工/品質)かぶり厚さ、型枠の組立状況を綿密に確認検査
- 構造図を読み解き、施工図を作成する技術と専門知識が必要
- 長期間に渡る工程管理を円滑に進める為の予測と準備、段取りにより綺麗なコンクリートを打上げる高い意識と技術
- 物件条件に応じた断熱・換気・防水計画、質感の高い仕上材料(左官/タイル/石材/天然木など)に対する納まりの検討が重要
- 重要な躯体(コンクリート/鉄筋/鉄骨)及び、その他施工方法に関する知識と豊富な経験が必要
耐震・耐久性について
- コンクリートは圧縮力に強く、鉄筋は引張力に強い為、両材の長所を生かして地震に耐える構造となっています
- 両材料の組合せは単に鉄筋がコンクリートを補強している訳ではなく、鉄筋を錆や熱からも保護しており温度変化
による膨張や収縮からも内部応力を生じさせない最適な組合せとなっており長期間優れた耐久性を発揮します - 基礎から躯体全体が同一材型で施工されることから地震時において面で受け止めて分散し、建物の揺れを最小限に
食い止め、また耐風耐火性も高く最も安心性の高い建築構造です
RC造に適した計画とは
- 自然災害に強く、超寿命で資産価値の高い建物としたい
- 高低差のある敷地や防火地域、また海岸部に面している計画地など
- 複数台の駐車スペース(ガレージハウス)や大空間のLDK、吹抜空間などを希望
- 地下室や音楽室など防音性の高い空間を要望されている
- 曲線や直線を強調したデザイン性の高い建築を希望