構造別の特性 S造(重量鉄骨造) 総合建設業【アーキッシュギャラリー】
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構造別の特性 重量鉄骨造(STEEL)
重量鉄骨造のメリット
- 太く頑丈な鉄骨柱と梁を組合せることにより、強い剛性を生み出します。また、大きな開口(スパン)が可能
- ビル・店舗・工場・体育館など大空間が必要な建築に最適な工法
- 鉄骨造の材料で有る鋼(はがね)は極めて強靭であり、工場生産により材料の品質精度が高い
- 建築後、スタイルの変化に合わせて大規模リフォームが可能
- ラーメン構造の場合は耐力壁が不要なので間取りの自由度が高い
設計 監理 ポイント
- 鉄骨の重量が重い為、建物を支える地盤・基礎計画を構造設計者と事前に綿密な計画が必要
- スキップフロア・キャンティレバーなど複雑な内部の空間構成が可能な構造
- 将来的な間取り変更(リフォームなど)が可能な為、事前より変更計画に対応可能な技術と知識
- 設計図書の要求品質を満たし工作図通りの鉄骨製作製品の設計検査を実施
施工 管理 チェック
- 計画地が狭小地や商業地域(交通量多/繁華街等)の場合、クレーンなど重機の搬入経路や現場施工計画が重要
- 鉄骨製作工場における中間・製品検査及び、受入検査(寸法精度検査/取合い検査/外観検査/溶接部の内部欠陥検査
- 超音波探傷試験/スタッド溶接部検査/付属金物類検査/出来高検査等)を実施
- 現場における安全管理及び工程計画(仮設-基礎-搬入-建方-各工種施工-完成)
- 重量鉄骨造における施工専門知識・技術・経験に基づく綿密な施工計画と現場管理が要求される
耐震・耐久性について
- 鋼材は、木材・コンクリート単体の材料と比較しても10倍以上の強度があり、工業製品故に強度や品質の安定性が高い
- 地震時に建物自体が揺れることで力(エネルギー)を逃がし、倒壊を防ぐ仕組み
- 頑丈な鋼材(柱/梁)の接合部をハイテンションボルトや溶接などで組み立てるため、耐久性・耐震性に優れている
- しかしながら重量があるため、地盤の状況や基礎形状の検討が重要となる
重量鉄骨造に適した計画とは
- 複数台の駐車スペース(ガレージハウス)が可能。また大空間のLDKや吹抜けスペースが可能
- 頑丈な柱と梁で構成されている為、将来的な内部間仕切変更を必要とするリフォームを容易に行いやすい
- 床面をデッキコンクリート仕上にすれば防音効率も向上(階層に対する遮音効果が高い)
- 高さが必要なテナントビル、マンション、ショールームや工場など、大空間が必要とされる建築物に最適な構造