情熱創人 塗装 総合建設業【アーキッシュギャラリー】

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#021
塗装職人
浅井 実

あくなき探究心
熱き塗装の匠

「努力に勝る天才なし」
学生時代の恩師のこの言葉は今でも教訓です。

住宅・商業問わず屋内外の塗装業務一式を行う浅井さん。元は大阪出身で塗装職人として地元で活躍をされていましたが、知らない土地で自分を試してみたいという想いもあって名古屋へ移動。独立してはや19年となり、今では若手からベテランまで多くの職人を抱えアーキッシュギャラリーの現場でも活躍をして頂いております。過去の現場でお客様より涙ぐみながら頂いた”ありがとう”の言葉が今でも最高の宝物と語る浅井さんに創り手としての拘りを伺いました。

様々な職種の中から塗装業を選ばれた理由はなんでしょうか?

仲の良い同級生の実家が塗装業を営んでおり、高校卒業時に誘われた事がきっかけでしたね。当初はアルバイト感覚で始め、楽しみながら仕事をしていたのですがそれも一瞬の事で、すぐに仕事の奥深さにのめり込み、気付けば本気になっていました。小さい頃から絵を描く事が大好きで、暇さえあれば色々な所へ落書きをしているような子供でしたので、向いていたのだと思います(笑)。
当時は仕事が終わってからはいつも一人で残って作業(練習)をしていました。そのおかげで周りからは仕事を覚えるのが早いとよく言われ、2年経つ頃には現場を任せてもらえるようになりましたね。この仕事を始めて気付けば27年目になりますが、建築は新しい材料が次々と出てきますので今でも勉強する事は沢山あります。特にアーキッシュギャラリーの現場は海外製の塗料など、普段見かけない材料を使用したりと要求される仕事のレベルも高い。材料により塗り加減が変わり、道具の使い分けも必要になったりして、新しい発見が多く楽しいです。その分プレッシャーも大きいですけどね(笑)。

職人8年目で独立をされたそうですが、最初の頃はいかがでしたか?

最初の2年は一言で表すと「悲惨」でした。技術はあるのに披露する場面がありませんでしたからね。以前に働いていた職場の親方より仕事をまわしてもらったりしていたのですが、次に繋げる事も難しく、収入がゼロなんて時期もありました(笑)。このままじゃいけないと一軒一軒地道に営業活動にまわったりと奮闘していき、そういった取り組みが実となり除々に仕事は軌道に乗り出しました。10年位ですかね、安定したと言える迄にかかったのは。この時期が職人人生の中で一番辛かった期間ですが、この事を経験したからこそ今ある現場を大切にしていきたいと思えます。

普段の仕事で気をつけている点は?

当然ですが挨拶、服装には気をつけています。現場は横の繋がりも重要で環境の良い現場とするのは現場監督だけでなく自分達職人の役割でもあると思います。また仕事柄どうしても服装は汚れてしまうのですが仕上げを任せてもらっている以上、常に綺麗な服装で作業へ望むように心がけています。どの仕事も印象は大事ですからね、また身嗜みに気をつけていると自然と現場、道具も綺麗にしなければ・・・といった気持ちにもなるので結果良い仕事に繋がります。
あとこれは気をつけるというレベルではなく習慣づいたものなのですが、天気図は毎日かかさずチェックします。屋外での作業だと少しでも天気が悪いと行う事が出来ないので、事前に天気を予測、確認するようにして各現場への職人の采配は常に気を配るようにしています。また自分達から現場監督や他職人さんに段取りの働きかけをする事で現場全体の流れもよりスムーズになりますしね。本当に現場は一人一人の心掛けや思いやりが重要で、この積み重ねが「よい建物」へと繋がるのだと思います。

建設業界は若い職人不足が懸念されておりますが、その中でも浅井さんの会社には若手の職人さんが多いですよね。

今の建築業界は高齢化が進み、若い職人があまりいなくなっています。塗装業界も例外という訳ではなく若者が入っても続かない、すぐに止めてしまうといった事から自分の周りでも若い職人を見かける事は少なくなりました。自分のところでは20代後半から50代までの職人を抱えていますが、若い世代への教育方法として、昔通りの考え方は通用しなくなってきているのかなと感じます。決して相手に合わせるというわけではなく、教え・伝えていく事はこれまで通り守り、甘やかすのではなく厳しく接しながらも、働く環境を整える事は自分達の役割であり、指導をする上で気をつけなくてはいけない事だと思います。
この業界は確かに厳しい世界ですし、一人前と呼べるようになるには最低でも10年といった長い期間が必要です。厳しい時間ばかりだといつかは気も切れてしまいます。だからこそ仕事とプライベートの両立が図れるよう、無理のない仕事のスケジュールの組み立てを心掛けています。

そんな若手職人に教えている仕事上での拘りはなんでしょうか?

自分の時は「答えを教えてもらっても式は分からない」といったように、このようにしなさいと指示を受けた時に、それが何故必要なのか、理由は常に自分で考えるように教わりました。理由が分かるとその作業の内容(精度)も変わってきますからね。そういった気付きも楽しみの一つとして捉えて取り組んでいました。おかげでやり直しなんてしょっちゅうでしたけどね(笑)今でも若手の職人には自分がそうであったように常に考えることを習慣付けられるよう教育を行っています。
それと自分は高校時代に野球をしていたのですがその時の監督がよく「努力に勝る天才なし」といった言葉を指導時に使っていました。これはどの業界においても全てに通じて言える言葉だと思います。今もまだ自分にとっての教訓でありますし、若手の教育にもこの気持ちをもって伝えるようにしています。

      

アーキッシュギャラリーの家創りについてどのように思われますか?

アーキッシュギャラリーの監督からは、現場をより良くしようという姿勢が自分達職人に対する対応からも感じ取ることができます。建築家住宅は一般的な住宅の建て方とは違った納まりや仕様があるので、図面では書き表せない問題がいくつも出てきます。何か問題があった場合には職人と同じ目線に立ち、どのようにすればクリアすることが出来るか、一方的に解決方法を提示してくるのではなく作業効率や安全面などを相談した上で内容を決定してくれます。そういった姿勢を感じ取ることが出来るからこそ自分達職人も全力で応えたい、チャレンジしようという気持ちになれますね。
また仕上げ全般に言える事なのですが塗装は下地が命です。現場は例えるならリレーで、自分達の仕事が終われば終了ではなく、その次にバトンを受け取る各職人の事を考えて進めなければ、綺麗で精度の高い建物にはなりません。アーキッシュギャラリーの職人チームは全員その事を意識して作業をされているのが下地を通して伝わってきます。なので現場に入る時はいつも緊張しますね(笑)。

浅井 実 / MINORU ASAI

数多くある色、塗り方のパターンの中から最適なものを選び出すのはとても困難です。建築家が提案を行う色の組合せは本当に様々で、専門職の自分達も完成した建物を見ると思わず成程と感じます。注文住宅として建てるのであればせっかくなので他で見る事のない色や組合せに挑戦するのも面白いと思います。建築家のアイデアと我々の技術力で自分らしい素敵な空間づくりに挑戦して下さい。

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