情熱創人 板金工事 総合建設業【アーキッシュギャラリー】

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#012
板金工事
下田守広

変化自由にカタチ創る
板金職人

いかに機能を満たし、デザイン面もクライアントの要望に合ったものを製作できるか。常に考え仕事を行っております。

平面の金属板を折り曲げて形を成形し、≪屋根や外壁≫を仕上げる下田さん。事前打合せから仕上げや納まりの検討、詳細図面作成・見積作成と仕事をこなします。板金工事は建物を水の被害から守る役目。と話す下田さんの創り手としての拘りをお伺いしました。

ご実家の跡を継がれた下田さん。以前から跡を継ぐ事を決めておられたのでしょうか?

若い頃は“プロサッカー選手”を目指し日々練習に励んでいましたが、サッカーを通じて“体育教師”になる事が夢でした。 しかし、家では先代の祖父、父とが家業として板金業を行っていました。その父が私が18歳の時に代々続けてきた板金業を行えなくなるほどの大怪我をしてしまい、その時に自分が家業を継ぐことを決意しました。自分の夢は実現できませんでしたが、現在は息子がプロ選手を目指しサッカーを行っているので、親として全面的にバックアップを行い自分の夢の一つでもあったプロサッカー選手になる事を応援しています。

急遽、跡を継ぐ事が決まり色々と大変な事も多かったのでは?

板金業は非常に難しい仕事で技術を習得するまでには時間がかなりかかる仕事なのでとても大変でした。
板金加工の基本には、「はさみ」「つかみ」という工具があり、はさみの切り方、つかみのつかみ方、納め方等、道具を使いこなせるようになるのにもとても時間がかかります。初めて、はさみを使う時にはまず切れない程です。私の場合は、先代の姿を見ており幼少時代に見よう見まねでやっていたので2週間くらいで切れるようになりましたが一般的には切れるまでもそれなりに時間がかかります。一見簡単そうに見えますが、板金技術の中でもはさみの技術は基本であり、重要な技術でもあるので習得するには大変難しい技術です。

昔ながらの良い技術と現代の技術を融合し、オリジナルの屋根と外壁を製作している下田さんですが、現場で心がけていることはどういったことでしょうか?

お施主様の大切な財産を創る上で、当たり前ではありますが、まずは漏水が起こらないよう施工すること。漏水が起こりそうな場所は徹底的に見極め納まりを考え、施工しています。一軒の家を創るのには、携わる全ての人がチームワーク良く、工事の流れに無駄が出ないようにする事が大切なので、コミュニケーションを取りスムーズに工事完了できるよう心がけております。 また、既製品を利用すると、決まった物の寸法では建物に合わないので、設計士の意向や建物に合わせた板金の形を造る為に、自社で加工して取付けする事を目標に拘りを持っています。 デザイン面ばかり優先するのではなく、板金工事は建物を水の被害から守る役目の部材及び納まりであるので、時には設計士の要望に対し機能を満たせないデザインであれば、プロとしての立場でアドバイスを行い、変更をしています。

今回、調布市のA様邸にて一緒に難易度の高いスパンドレルのランダム貼りに挑戦して頂きましたが、終わってみていかがでしたか?

今回のスパンドレルをランダムに貼っていく仕上げは、他の板金業者でも行ったことのない初の試みでした。ランダムに貼るということは非常に難しく、割り振りだけでも何十種類ともなるので、イメージを建築家の先生と工事担当の方と相談をしながらサンプルを取りよせて、事前の打合せや段取りを行う事ががとても重要でした。色々な雑誌も見ましたが、パターンの違う種類の物を貼った施工事例は今までないと思います。非常に大変でしたが、完成した時には良いものに仕上がったので、とてもやり甲斐がありました。
また、アーキッシュギャラリーとの家創りでは担当現場監督がしっかりと現場や工程、我々職人チームを管理しており、設計、施工、管理のチームワークの良さで創っていくことに共感しています。

全国で毎年シャッターを下ろす板金会社が多く、技術者が減っている状況を下田さんも大変危惧されておりますが、下田さんの会社では若い方が多く働かれていますね。今後の展望をどのように考えられていますか?

営業を継続し、生き残っている会社は、若者に技術の継承をしっかりと行い、若い職人を育てている会社です!当社でも若い職人を育て技術の継承を行ないながら仕事を進めていく計画で、10代から20代30代40代と若いメンバーで仕事をしています。
板金業には、一級技能士という国家資格がありますが、長年の実務経験を要する非常に難しい資格になります。技術を習得するまでにはとても時間がかかるので、未来のある若い技術者に技術を継承しながら今後も仕事を行っていこうと思っています。少しでも多くの板金のスペシャリスト=継承者を生み出せるよう若い方を現在も募集しています。

下田 守広 / MORIHIRO SHIMODA

老朽化している建物を見ると、外壁のモルタルに関してはクラック、屋根のカラーベストや瓦に関しては雨漏りが非常に多いので、メンテナンスコストが後々かからない家にしたほうがお施主様にとっても良いと思っています。
長期間で考えると外壁や屋根を板金仕様にすることで、メンテナンスフリーにできるメリットがあると思います。仕上や仕様、納め方などデザインも含め、気軽に相談して下さいね。

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