- ガス設備
- 古俵貴人
安全第一
ガス工事の達人
ガス工事は事故に繋がると一大事を起こしかねません。
ですから絶対に妥協してはいけないんです。
配管工事から給湯器や床暖房、浴室乾燥機など器具の設置まで、ガスに関する工事を担っている古俵さん。職人や資材の手配も行いながら、自身も現場へ出向き作業も行う職人でもあるという。安全が第一のガス工事に携わっている古俵さんの拘りを伺いました。
ガス工事は事故を起こすと大惨事になりかねません。だから会社では”ガスマンの心で”という唱和を常に確認しています。
1.ルール遵守
2.再確認
3.不測時の中断
4.保安意識の向上
これを守る事が何よりも大切です。ガスの事故は財産や生命にかかる事もあります。だからルールを必ず守って行わなければいけません。また、一つひとつの作業に対して絶対に妥協してはいけないという思いをいつも持っています。必ずやりきる。日々の仕事でもこの位で良いかな?では終わらせず、納得のいくところまで完成させて終わります。ガス会社は緊急車両も持っており、万が一の時にもサポートできる体制が整っています。また、震災協力等で関西圏以外の地域にも協力に出向く事もあります。ですから、いつも緊張感を持って仕事に臨んでいます。
いつも正確な仕事を目指しておられるのが伝わってきますが、普段のお仕事内容を教えて下さい。
戸建てをメインに担当しており、建売住宅等の規格的な住宅から、注文住宅まで幅広く携わっています。その中でも注文住宅には特別な思いがありますね。特にアーキッシュギャラリーの物件は完成した後にもぜひ見に行きたい物件ばかりです。「この家は自分も工事に入った家なんだよ。」と人に自慢したくなるお住まいばかりですね。但し、考えさせられる事は多いです。規格的な住まいでは無く、一邸一邸で構造やデザイン、設備の計画が異なる為、事前に配管経路や資材等を検討して作業に当らなければいけませんから。だから余計に完成した後にも見てみたい住まいになっているのだと思います。
そんな古俵さんも、実は他の業種から転職されてきたそうですね。
ガス工事の仕事に就く前は、瓦職人をしていたんです。屋根の上で瓦工事をしていた時に、たまたま下でガス工事をしている職人さんが目に留まって。その姿がなんだかカッコ良くて、転職の機会があればガスマンになろうって決めました。その後、転職を考える機会が訪れた時に、迷わずガス工事の会社を選びました。
あこがれの職業に就かれて、実際はどうでしたか?
入社してまずはマンションの新築工事の現場に1年間みっちり缶づめで頑張りました。分からない事ばかりのスタートでしたが、この時の経験のおかげで、配管の仕込みや床暖房の施工、器具の取付まで全ての工程を覚える事が出来ました。昔は床暖房や配管なども部材の接続が難しい作業でしたね。今では配管材も良い商材が開発されているので、作業効率も良くなり、不具合の発生もグッと減りましたね。
アーキッシュギャラリーの現場にもたくさん入って頂いていますが、現場での様子はどのように感じておられますか?
建築家の先生や監督、我々職人たちまでチームワークが良くて、段取りも良いので作業途中の現場にも、気持ちよく入っていけます。実際に現場に入っていても、周りから見ている時も本当に連携が取れていて大工さん、水道屋さん、電気屋さん…と皆で情報の共有が出来ているのが分かります。そんな現場だからこそ、良い家に仕上がるし、”この家の工事に携われて良かったな”としみじみ思えるのですね。
ガスマンとしていつも全力の古俵さんですが、今後の目標はどのように考えられているのでしょうか。
ガス工事に関しては、オールマイティーにこなせる職人で有り続けたいですね。若手の職人には、行う作業を絞って仕事をしている人もいるのですが、全ての工事をこなせる技術者がたくさん育ってくれる事を望んでいます。辛い仕事もたくさんあります。例えば、屋外の配管埋設工事は本当にしんどいですね。特に学校等の工事は夏休みの期間を利用して、短期集中で行います。炎天下で屋外の配管を通す穴を掘っていくのは体力的にも堪えます。今は経験を積んだのでそういった仕事も管理する立場になる事が多いのですが、これを乗り越えて若手も育って欲しいですね。
古俵 貴人 / TAKAHITO KODAWARA
太陽光発電などは電気とイコールと思われがちですが、太陽光発電とエネファームやエコウィル等の組み合わせで、様々なメリットのある発電が出来ます。これからお住まいをお考えの方にもガスの良さをもっと知って頂き、採用頂く事でエコなお住まいを増やしていきたいと思っています。