鉄筋コンクリート住宅・RC住宅 実績例 1345
I邸 【岐阜県多治見市】
- 敷地面積
- 459.39 m²
- 構造
- 鉄筋コンクリート造
- 規模
- 2階建+木造平屋建
- 設計
- 角直弘 藤本高志
- 施工
- 名古屋支店
素材の家
タイルは美しい。時間を越えて美しさを継続する。
この住まいはそんな時間を超えていくタイルや素材たちを越えないものとして扱おうと考えた。
築古の本家である木造+鉄筋コンクリート住宅。木造本家を保存しつつ減築(再活)し、新たに重厚なコンクリート造にて住宅建築を計画。可能な限り既存の材料材質【壁や床、床の間、建具や欄間】をそのまま再利用し外壁も焼杉に左官と伝統様式にそったものとしている。
新築RC造の外壁はそれと対比するようにコンクリート打放しにタイル貼と一見、リジッドな素材で構成している。施主は不均一「味の出る」素材を好み、更には経年変化で表情を変える素材を好んでいた為あえて経年変化が出るような材を選定した。木とコンクリート、タイル柔固な素材をコンプレックスしながらも、結果住まいとして優しい空間を目指した。
変わらない人の気持ちや場所に寄り添いつつ変わっていく人や空間への期待と楽しみがある、そんな住まいになったと確信している。