鉄筋コンクリート住宅・RC住宅 実績例 1354
選択肢の多い住宅
形式上の部屋割りと、それに縛られない余白を持っている住宅。
「何もしない」「誰も使わない」という、かもしれない場所をつくり、未来の可能性を排除せず、平坦な可能性を残しています。
あまり用途や居場所を押し付けてはいけないと思い、必要な機能面を探っていきつつも、不必要そうに見えるある種の余白、または色気のようなものを加えています。それにより、ほどほどの豊かさを感じる場面を数多く計画できるのです。
家族が集まる大きなリビングダイニングと、独立性をもつ離れのような子供部屋。この大雑把な形式にとらわれず、この建築を楽しめる様々な選択肢を増やしてもらいたいと願います。
最後に家具レベルで建物をデザインした結果、材料にまで意図するディデールを盛り込めた事が、この家の大きな特徴となっていることも付け加えたい。