住まいづくりを始めた頃は、ハウスメーカーでプランニングをしていましたが、進んでいくうちに家づくりの考え方や進め方に私たちとのズレを感じるようになりました。アーキッシュギャラリーを知り、「もう一度住まいづくりを楽しみたい」とプランニングステージを利用することにしました。初めて建築地を見に来られたときに、元ある植栽を残すことや、全ての部屋が中庭に面した平屋で計画することなど、想像以上の提案に本当に驚きましたが、同時に新しい住まいでの生活が楽しみで待ち遠しくなりました。プランニング中に参加した構造見学会で住まいづくりの大切な部分もしっかり確認し、安心して進めることができました。中庭に面した明るいこの空間は我が家の自慢となっています。
設計者コメント
古くからある住宅街の中にこの平屋の建物は静かに佇んでいます。内部はそれぞれの部屋が中庭に面し、2.25mのグリッドで割られた住空間は単純な構成ではありますが、内と外とが交錯し複雑な表情を見せる空間となりました。時間の経過、家族の成長と共に、その表情は変化していき、当たり前の日常がやさしく感じることの出来るそんな「家」になってくれることを願っています。
- 設計事務所
- 南川祐輝建築事務所 南川祐輝
- 得意分野
- 個人住宅、店舗など
基本的にシンプルであること、またランドスケープであることを心がけて設計をしています。