この家で暮らし始めて4ヶ月経ちますが、“とにかく快適”と言うのが率直な感想です。住まいづくりを始めた頃、[帰りたくなる家][癒しの場]を希望していたのですが、この家のリビングは希望通り、心地の良い空間となりました。遊びに来てくださったお客様からも好評で[また、遊びに来たくなる家]にもなりました。長谷川先生の提案には驚かされたり、納得したりとハラハラ・ドキドキの連続でしたが、打合せの中でお互いのイメージのすり合わせをしっかり行えた事が今の満足につながっていると思います。木々のシルエットや光の射し込み、風の香りで時間や季節の移ろいを感じながらのんびり過す時間はリゾート地にも負けない癒しを与えてくれています。良い意味で「長谷川先生の術中にはめられた」という感じです。
設計者コメント
静寂な町並みの中、突如白いファサードは現れる。そこからさまざまな空間ドラマがスタートする。エントランスに立つと玄関ドア脇に不思議な大きなガラス扉が存在する。ガラス扉は程よい光を差し込み心地よいエントランス空間を演出し、アプローチガーデンへといざなう。アプローチガーデンは土間のダイニングと一体になっており、四季折々の草花の中で屋外での食事・パーティをたのしめる場である。そして土間(ダイニング)はリビングとつながり、和とモダンでデザインされた屋内外の見切りのないファジーな心地よい空間がそこにはある。
- 設計事務所
- ビー・ステップ 長谷川隆
- 得意分野
- 個人住宅、集合住宅、商業施設、公共施設など
住宅設計は、基本計画・実施設計・工事管理という一連の流れがあります。私は、基本計画を特に大切に思っています。基本計画の中で、クライアントと、設計者が一緒に図面の中を歩き回り、相互理解を深めるという行為に十分な時間をかけることに意味があると思っています。