一年ほど[ハウスメーカー] [工務店] [紹介された設計士]とプランニングをしていましたが、この土地だからこの家が建つというプランはなく、どこの場所にでも建てられそうな家のプランばかりで、自分のわがままなのかなあ？と思いながらも、高い金額を出して妥協するということができず、悩んでいました。
そんな時、アーキッシュギャラリーのオーナーズボイスで、ハウスメーカーを中心に2年近く検討しても思うような提案がなかったが、アーキッシュギャラリーでは『最初の提案で、このまま建ててもらってもいい！と思うぐらい気に入った！！』と書かれていて、家づくりに疲れ果てていた私にはとても羨ましく思えました。
正直に言うと、アーキッシュギャラリーでは予算を超えそうに思えましたし、私には関係ないと思っていましたが、他に行くあてがなくなってしまったので相談することに・・・
家が全然建てられません、と言うと全て提案型にさせてもらえないかと言われ、今まではどんな家が良いか必死に語ってきましたが、こちらの要望として＜ビルトインガレージ＞＜緑がよく見える庭＞＜軒のある家＞と言うことぐらいを話して、思い切っておまかせすることにしました。
紹介して頂いた建築家の田中先生は、偶然にもオーナーズボイスの方と同じ先生でした。
こちらの要望をあまり話していなかったので、自分の希望にあった家というよりは、お任せだとどんなプランになるのだろうと思っていたので、模型を見た時は驚きました！どうして出来たの？？という感じでした。
ほとんどそのままお願いするプランでしたが、それでも心配症の私はいろいろ不安が払拭できず、その都度、担当の印貢さんに相談することに。私は自分で自分に疲れてしまったほどですが、よくこんな私の話が聞けるなーと印貢さんには感心しました。
時にPJ責任者の大西さんには、「Oさんは、アーキッシュギャラリーでないと家は建てられませんよ（笑）」とハッパをかけられながら完成しました。
今は、とても贅沢な空間の中で暮らしていることが日常となっていることにまだ少し戸惑いながらも快適に住んでいます
設計者コメント
敷地は岡崎市北部、山の中を切り開いた区画整理地内にあって、周囲は山々の緑や鳥のさえずり、虫の鳴き声が聞こえる自然豊かなロケーションでした。≪親緑舎≫緑と親しむ家をテーマに、樹木（将来森）を庭に配し、深い軒で大きな開口を包み込んだ内部空間は、外部空間と一体化し開放感と落着き感を獲得した親緑空間となっています。
プライバシーと採光・通風に配慮した開口計画とし、「見たい景色」（緑）は取り込み、「見たくない景色」（人の家の窓など）は視線を上方にずらしたハイサイドライトにすることで空へ視線が伸びるように計画されています。
外観は、緑を包み込む形をイメージし、平面的には庭を取り囲むコの字型になっており、立面的にも斜め壁とすることでより一層内部空間と外部空間の結びつきを強くしています。
- 設計事務所
- TSCアーキテクツ 田中義彰
- 得意分野
- 個人住宅、医院建築など
衣食住といわれるように、人と建築は非常に近い関係にあります。おいしい食事、気に入った服を着て気分が良くなるように人を幸せにする建築を創っていきたいと思います。敷地のローカリティを掴み、対話の中から生まれてくる「意味のあるデザイン」をすることが大切だと考えております。その建物が美しく、自然に周辺環境に溶け込み「One＆Only」の特別なものになれば、人と建築の関係はより良いものになると思います。
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