35年間住んだ実家の建替えを決意し、ハウスメーカーや設計事務所等、色々な所へ足を運び、最終的に行き着いたのがアーキッシュギャラリーさんでした。私自身がインテリアデザイナーという職業柄、家を建てるなら絶対デザイナーズハウスにしたい！という気持ちが強く、ホームページでアーキッシュさんを見つけた時は心が踊りました。決め手となったのは、コンダクターの鈴木さんの人柄とレスポンスの早さ。そしてご紹介頂いた建築家の佐藤先生の各所にわたる細かい気遣いでした。
≪二世帯が心地よく暮らす家≫をコンセプトに、リビングに家族皆が集まる家にしたいという要望と、それぞれの個室の広さは確保しつつ、荷物の多い一家なので収納スペースも充実させたい。という欲張りな注文を、限られた面積の中に詰め込んでご提案してくださいました。
スペースの有効活用術により、リビングは想像以上にとても広く、ガーデニングが趣味の母の部屋には、佐藤先生の粋な計らいで小窓を付けてくださり、いつでもベランダのグリーンを観賞できる素敵な空間になりました。さらに、佐藤先生ならではの光の演出や風の通り方という細かなスパイスが加わり、快適な空間が出来上がりました。嬉しいことに、アーキッシュさんに決めてすぐに新しい命を授かり、これまで想定で準備していた子供部屋も一気に現実的になりました！
同じ業種ということで多少やりにくかったと思いますが、コンダクターの鈴木さんや工事担当の高柳さんには現場中でもコストの面で細かなご提案を頂き、やりたいことを極力削らずに理想の家を建てる事ができました。
これから、この家と共に家族皆がどの様な想い出が増えていくのかとっても楽しみです。
設計者コメント
周辺は近隣に公園や緑地も多く比較的緑豊かな住宅地です。敷地は山の斜面を開発し造成されたもので、道路との高低差が3mあります。建築主はご夫婦とその両親、生れたばかりのお子さんとダックスフンド2匹という家族構成です。この家は地中海に面した古都の街路のようなイメージで考えられています。敷地の高低差をむしろ楽しみながら生活して頂けるよう立体的で変化のある構成となっており、更にそれがインテリアにも繋がってゆき、視線の先にあるコートやバルコニーからの光や緑が様々な角度からうかがうことが出来る“立体型コートハウス”として設計されています。北欧モダンデザインを基調にしたリビングを中心に各室が展開し、静謐な中にも変化のある住まいです。
- 設計事務所
- 矩須雅建築研究所 佐藤健治
- 得意分野
- 個人住宅、集合住宅、社寺・数寄屋建築、家具・プロダクトデザインなど
家はそこに住まう人が一生を過ごす大切な場所です。年月を一緒に重ねるかけがえのない友でなければならないと思っています。手触りやぬくもり、心地よい柔らかさを大切に設計しています。それぞれの個性が豊かに生活できるよう、空間のあり方から細部まで丁寧な仕事を心掛けています。
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