結婚後、ずっと注文住宅で自分たちの暮らしができる家を建てたい・・・あれから丸7年が経過し、今!その姿が僕らの目の前に!!
志柿先生、アーキッシュの大西さん、高柳さん、安野さん、そして棟梁の三村さん、板金の下田さんなどの多くの職人さん本当に有難うございました。『言葉や文章では表現できない体の五感を全部使ってでしか表現』できない感動を、このチームの皆で分かち合いたい!そんな我が家が完成しました。
こんなにも快適で明るく、使いやすく、そしてデザインも洗練されたこの家!住み始めた現在でも、一体誰の家だろう?まさか我が家ではないよね?夢だよね?と妻と話をしています。毎日、子供達も家の中を走り回り、隠れんぼしたり、階段を駆上がったりと動き回っています。住まいが変わると人の表情や姿形が変わるものですね?TVを見ることが減り、家の中でダラダラすることもなくなり、自然と家族の会話が増え、普段は妻任せの掃除まで朝からしてしまう。大袈裟かもしれませんが、生き方や生活スタイルまでも変わってしまった、そんな気持ちです。
家づくりの楽しみ・・・これはもう家族全員が楽しく、自分と妻は完全にのめり込み、子供たちは週末アーキッシュギャリーに行って、河岸さんと遊ぶのが楽しみになりました。子供達は『今日はアーキッシュに行くの?やったー^^』小さな子供ですから、家を建てる為に打合せに行くなどわかっていないと思いますが、大人も子供もそれだけ楽しい打合せが出来たということでしょうね。あの打合せがあったからこその「目の前の家!」が実現したと思う次第です。
『人が集まる家にしたい!!』その7年間も温めていたコンセプトと安心安全な家を建てたい、という思いを伝えたくて希望や要望を列挙した3枚にもわたる力作を持参して、アーキッシュさんを訪問したのは2月の事でした。大西さんと安野さんがこの書面を見ながら、デザインは勿論、住みやすく使いやすく、後々メンテナンスのしやすい家づくりについて熱く語って頂きました。家は住んでからが長くデザインだけでは満足出来なくなるとの事。妙に納得!その後、アーキッシュギャラリーでの家創りプロセス(施工管理など)を全て教えて貰い、ここでも妙に納得。今回、関西在住で東京に建てるという特殊な環境下であったため、施工技術・工程管理等々とても気にしていた点だったのです。この会社ならば大丈夫だろうなと思いながらも、他社比較&情報収集は必要と思い、すぐにはプランニングに進みませんでした。
その後、東京・大阪あわせて7社程度プレゼンをして頂きましたが、全てにおいて期待のできる志柿先生とアーキッシュギャラリーさんに決定させて頂きました。特にアーキッシュの完成見学会での施工品質面や細かなディテールへの配慮は僕らが拝見させて頂いた中では、抜きんでていました。皆様の仕事への拘りには感銘とともに敬意致します。
少し話は戻りますが、大西さんと担当の安野さんの出会いがなければ、志柿先生との出会いもありませんでした。その出会いが、僕ら家族の幸せな一歩の始まりだったのだと!!
志柿先生は初回提案時に、先生曰くオードブルと称して、50通りか100通りかわからないほどのミニ模型を見せてくれました。こんなにも一生懸命にこの三方角地の土地の有効活用を考えてくれたのだと思うと感動よりも衝撃をうけました。オードブルを見た後、ではこの中から最高のプランを!ということで模型も見ると、『真四角の家が・・・あれ?北側斜線は?軒は?どうなっているだろうと・・・しかも中をあけると希望していた2階リビング、アイランドキッチン、明るく暖かくしてほしいのでと南側の開口を多く・・と言ったにもかかわらず、窓がない!?等々』力作の希望書とは違うではありませんか。一つ一つコンセプトや要望を何故反映していない点を丁寧に説明頂き、建築の奥深さと『住みやすく使いやすくメンテナンスのしやすい家づくり』と言われていたことを思い出しながら、希望とは違うプランにもかかわらず、感動し興奮していました。その夜は、興奮で僕も妻も寝むれなかったことを今でも思い出します。寝むれないので、模型と設計図を妻と眺めながら、この家に住むイメージをして語っていました。
その後の打合せでは、この感動や奥深さと7年の思入れが入交じり、夜な夜な図面と睨めっこしながら、サイズを測ったり、思いついたアイディアを書き足したりと素人ながら楽しんで打合せに臨んでいました。僕の勝手なアイディアに最後までお付合い頂き、有難うございます^-^
志柿先生・アーキッシュの皆さんも着工後ぎりぎりのタイミングまで、部材探しやアイディアの捻出をして頂きました。最初のイメージからかけ離れることもありましたが、こうやってコダワリの家に住んでみると、とことん一緒に選んだものが最高であったと思うばかりです。
志柿先生。雪の現場打合せの中で、そばを食べながら酒を交わして、家づくりについて話が盛り上がったあの日を一生忘れないですね!いつまでも、僕の兄貴分でいてください。
大西さん。引渡し感動的でした。1年間の思いがすべて詰められており、一生忘れません。そして、大西さんと出会わなければ、こんな素晴らしい家はできませんでした。有言実行の素晴らしさとプロとしての拘りを直で学ばせて頂きました。先生と同じく、いつまでも僕の兄貴分でいてください。現場担当の高柳さん。現場に行った際には、いつも丁寧に説明を頂き有難うございました。この品質面は高柳さんのおかげです。そして、何でも出来る高柳さんには衝撃が・・・夜遅くまでディテールを細々対応してもらい有難うございます。本当に細かい部分にまで拘りを持ち引渡し後も、面倒を見て頂き感謝です。子供が同い年ということもあり、一緒に現場で遊んで頂き有難うございます。大阪営業担当の安野さん。いつも冷静に対応していただき有難うございました。僕らのニーズを確実に拾っていただき、志柿先生や大西さんに伝えて頂いたことが今回の成功の秘訣ですね。現場が東京ということもあり、年明け以降は、安野さんとの楽しい打合せができずに残念でした。引渡しの際に駆けつけて頂き、しかも今までの打ち合わせ風景のアルバムまで頂き、子供達も喜んでいます。
毎回の打合せで子供達と遊んで頂き有難うございました。「ア―キッシュのお姉さんに会いたい」と毎回楽しみにしていました。子供達と遊んで頂いていたことでゆっくりとしっかり打合せができました。完成した家をお見せできませんでしたが、是非一度遊びに来てくださいね。子供達も喜びます。
もう、あの楽しい打合せや現場がないかと思うと本当に寂しく思うものです。これからは、チームの皆様と時間と共に変化していく『家』を一緒に味わいと思います。志柿先生、アーキッシュギャラリーの皆様、これから1年に1回は我が家でバーベキューをやりましょう♪ これからも、末永くお付き合いください。 多謝!
設計者コメント
東・北・西の三方を道路に面する開放的な敷地。しかしプライバシーが確保しづらく、防犯性においても懸念される敷地です。南側はすぐ近くにお隣の住宅。あえて建物を南側に寄せて閉じ、東側に設けた庭に向かって開く家としました。こうすることで、1階のリビング、ダイニング、玄関土間スペースがテラスと一体となって明るく開放的なスペースになっています。2階の主要な窓にはスクリーンウォールを設け、プライバシーと防犯性を高めるとともに、西側では西日の直射を避け、温熱環境をコントロールしています。1階の外壁には、4種類のガルバリウム鋼板を貼り分けた力強く印象的な壁。特殊な工法を用いた職人技を見ることができます。高い吹き抜けを持つ玄関土間スペース、やわらかく日差しを反射するテラスの水場など、見どころがたくさんの住宅です。
- 設計事務所
- 志柿敦啓建築設計事務所 志柿敦啓
- 得意分野
- 個人住宅、店舗、セカンドハウスなど
住宅は敷地の形、周辺環境、家族構成など条件は千差万別です。住まいづくりをする中でそれぞれの問題を解決し、住宅が新たな発見と新たな世界を切り開くものになればと考えています。