「いつかマイホームを」と思い始めた5年前、新聞の「建築家と建てる家」の広告に惹かれ、アーキッシュギャラリーの完成見学会に参加しました。その時説明して頂いたスタッフの方の丁寧な対応や、建築家を紹介するだけではなく、施工管理までするところが安心でき、本格的に家づくりを考えた昨年、迷わず入会しました。
ご紹介頂いた中渡瀬先生は、私たちの数多くの要望を取り入れて下さっただけでなく、1階天井の明かり取りや庭の築山など、驚きつつもいつもワクワクさせてくれるような提案をして下さいました。コンダクター、工務担当の方は、無理な要望にもイヤな顔せず丁寧に対応して頂き、こちらが恐縮してしまうくらいでした。完成までのいくつもの打合せは、細かいところ一つ一つ悩みながら決めるのがとても楽しく、完成した今は少し寂しい気がします。
私たち夫婦は家を作るのにあたり、お酒を嗜むためのBARを作ってもらうのが夢でした。その夢が叶い、ライトアップされた築山のある庭を眺め、ゆったりをお酒を飲みながら、「世界に一邸」の我が家に酔いしれたいと思います。
設計者コメント
敷地は東西に長い形状をしています。敷地の南北が緑豊かな場所でしたので、「これは家に取り込まないと!」というのが、最初に敷地を見たとき、感じたことです。そこで、緑との距離を縮めるために南北目一杯に配置し、東西にはプライバシーを守るための余白をつくりました。東側の余白には庭とプライベートテラスをつくり、LDと一体の広がりを確保しています。東側に庭を設けることにより外部からの視線をさえぎり、内部からは緑を見ることができます。
バーで夜を楽しむとき、階段から降りるとき、ダイニングでお茶をしているとき、キッチンで料理をしているときなど日常生活のいたるところに緑が入り込んできます。緑と生活が近いことで季節の変化を楽しみ、木々の変化と共に家が成長することを願っています。
- 設計事務所
- CO2WORKS一級建築士事務所 中渡瀬拡司
- 得意分野
- 個人住宅、集合住宅、商業建築など
コンビニの大量生産のおにぎりはいつも同じ味だけど、母のつくるおにぎりはその時々で微妙に一緒の味にはならない。米を選び釜で炊き、その米に合った塩とのりを選びそれらが調和していることによって美味しいおにぎりができる。それに、母の気持ちも加わって、やっと丁寧で美味しいおにぎりができる。母がつくってくれた美味しいおにぎりを住まいの設計で再現したい。と考えています。