結婚を機に住宅購入を考え、大手ハウスメーカーを含め何社も訪問しました。その中でアーキッシュギャラリーに決めた理由は、やはり第一にデザイン性。他社メーカーと比べ断然かっこいいプランを出してくれました。他の住宅メーカーであればそのメーカーの規格の中で設計され、デザインはさほど優先されません。しかし、アーキッシュギャラリーではそのような規格にとらわれることなく、私たちの希望を寺下先生の自由な発想で形にしてくれました。
私たちの希望は「縁側風デッキ」「人が集まれるLDK」「カフェ？バー？の様なカウンターのあるキッチン」など数えたらきりがありませんでしたが、そんな希望が今は現実になっています。完成後実際に住みはじめて感じたことは、デザイン性だけでなく生活動線を考えた間取りや住宅としての基本性能（断熱性など）による住み心地の良さでした。ダイニングで夕食をとったり、リビングで映画を見たりそんな何気ない夫婦のひと時も今までより楽しく過ごす事ができます。また、親戚や友人を招くことも多くなり、お気に入りのキッチンカウンターでお茶をしたり、お酒を飲んだりしています。「カフェみたい」と言われることも多く、招かれた人たちも楽しんでいってくれます。家を建てたことで、毎日が楽しくなりました。
設計者コメント
間口が南面に対し20ｍ以上あるとても大らかな敷地での計画です。建物をできるだけ東西に長い建物とし敷地北側に寄せることで十分な庭園、駐車スペースを確保しました。敷地の制限が少なかったため、プランはできるだけシンプルにしつつ、ゆったりと寛げる空間になるように心がけて設計しました。
南側庭園に対し長さ10ｍのデッキを配置し、そのデッキにＬＤＫすべての部屋が面しています。ＬＤＫは十分に自然光が入り、年中、南側庭園を楽しめる場所となっています。
またオーナー様の要望であった「昼はカフェのような」、「夜はバーのような」キッチンスペースを実現するため、キッチンの造作家具も昼・夜と別の雰囲気をつくれるよう一工夫しています。
- 設計事務所
- 寺下浩一級建築士事務所 寺下浩
- 得意分野
- 個人住宅、店舗など
建築はあくまで人々が生活する為の器であって、生活する人々によって空間は常に変わっていくものだと思っています。この考えを踏まえた上で、建築に住む人、使う人にとって快適な空間をつくり出すこと、また、空間の新しい提案を発信できるような建築を設計していきたいと思います。
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