我が家の担当コンダクターの秋田さんと土地探しに約2年弱かかり、ようやく今の土地に巡り会えた後、建築家の佐藤先生に加わって頂き、やーっとの思いで始まった家創り・・・
気が付けば家創りの楽しい時間はアッという間に過ぎて引渡しを迎えてしまいました。
佐藤先生には、広く開けた土地に『毎日リゾートホテルで暮らす生活』をコンセプトに設計をお願いしました。
玄関から直線で繋がる空間、一般の家庭より更に暗めの照明計画、妻の造作化粧台、ホテル仕様のベットルームとバスルーム、四季が楽しめる植栽、ライトアップされた広い庭とウォーターコート付きのデッキなど・・・
注文が多くて職人泣かせの施主だったかも(笑)
工事終盤に差しかかった所に東日本大震災の影響とで、本当に色々ありましたが我が家に携わって頂いた皆さんの協力のおかげでようやく夢を実現することができました!
建築家と建てる家のすばらしさ、楽しさ、家が完成するまでの色々な思い出、素晴らしい体験が出来たことを感謝してます。
最後にアーキッシュギャラリーさんと佐藤先生と家創りが出来て本当に良かったと思います。
ありがとうございました。
これからも長いお付合い宜しくお願いしますね。
設計者コメント
郊外の田園が広がる地域に建つ平屋建ての住宅です。広く余裕のある敷地のため、都市型住宅と異なり建築本来の空間性や造形性を追及することができました。外観は片流れでシンプルな構成ですが、軒を大きく張り出し堀の深いシャープな構成です。インテリアは白い壁天井とシックな木部でまとめ、勾配天井を用いた動きのある空間としました。最も特徴的なことは二箇所に設けられたウォーターコートです。水は自然でありながら具象且つ抽象の芸術である。この水が奏でる音楽を楽しみながら生活を楽しんで頂きたいと望み、設計を手掛けました。日本人が持っているアイデンティティ「自然と密接に関係しながら時間や四季の移ろいを肌で感じ、自身の存在を確立すること」を数奇屋的美意識によって空間、造形的に裏付けられた住まいです。
- 設計事務所
- 矩須雅建築研究所 佐藤健治
- 得意分野
- 個人住宅、集合住宅、社寺/数寄屋建築、家具・プロダクトデザインなど
家はそこに住まう人が一生を過ごす大切な場所です。年月を一緒に重ねるかけがえのない友でなければならないと思っています。手触りやぬくもり、心地よい柔らかさを大切に設計しています。それぞれの個性が豊かに生活できるよう、空間のあり方から細部まで丁寧な仕事を心掛けています。