車庫のために家を建てようと思い立ち、環境に恵まれた希望の敷地をすんなりとみつける事もできましたが、当初進めていた注文住宅メーカーのプランがキャンセルとなり、家創りを再度やり直すところでアーキッシュギャラリーの『再活プロジェクト』をインターネットで見つけました。同時期に大手ハウスメーカー数社にも足を運んだものの、我々のイメージするプランは想定外なようで丁寧に断られ続けましたが、アーキッシュギャラリーではそんなこちらの要望も楽しんで聞いていただけているように感じられました。
限られた敷地に対して普通の感覚では不必要なまでに広く取られたガレージと居住空間を両立させるプランを検討いただいたところ、初回のプレゼンテーションでこちらの想像を超えたすばらしい提案をしていただき、そのままほとんど変更する事なく竣工まで至りました。
オートバイとクルマのために建て始めた家でしたが、我々にとってもゆったりとくつろげる快適な空間に満足しています。
設計者コメント
こちらは「古い外国車、6台のオートバイ、スポーティな自転車」といった、こだわりのライフスタイルを貫く若いご夫婦のために設計をした都市型3階建の木造住宅です。1階が車とオートバイの「ギャラリー」。2階が寝室と巨大な納戸と水廻り。3階が食事をしたり、本を読んだりする「ペントハウス」。明快に分けられた部屋を階段で上下に移動しながら暮らすというライフスタイルはとても「都市的」であり「現代的」です。
しかし、その中にも「風の流れ」や「風景を取り込む」こと、「重心の低い空間」、「家具と建築を一体的にデザインする」など、心地よい住まいを目指した設計をすることで、機能的でありながら「落ち着いた佇まい」をもった新しい都市の住まいのかたちが完成しました。
- 設計事務所
- 若原アトリエ 若原一貴
- 得意分野
- 個人住宅、商業施設、医院建築など
住まいは「心地良い」と感じる場所がたくさんあればあるほど生活が楽しくなると思います。さまざまな「居場所」がある住宅での生活は、本当の「豊かさ」を感じられると考えます。毎日の生活がわくわくするような家づくりを心がけて設計をしています。